パッティングのコツ!芝目の読み方

ゴルフ場のグリーン。緑色で同じように見えていても、芝には種類があります。そしてその芝の特徴や芝目を理解するだけで、パッティングのスコアUPに役立ちます!今回は芝目の読み方についてご紹介いたします♪

グリーンでよく採用されている芝は、ベントグラス芝と高麗芝の2種類

ベントグラス芝は西洋芝で、芝の葉が柔らかく細いのでさほど芝の影響は受けません。高麗芝は日本芝で、芝の葉が大きく硬いので芝の影響を受けやすく、傾斜だけ読んでパッティングしても狙い通りに転がってくれないことがあります。

結論からいうと・・

ベントグラス芝のグリーンでは、芝目よりも傾斜を読む方がスコアUPにつながります!ボールの転がりがよいグリーンなので、ボールの転がる速さやストロークに気をつけましょう。

芝の影響を受けないということは、繊細な証拠です。スピンがかかりやすい反面、ボールが落下してきた衝撃も受けやすくピッチマークがつきやすいのです。グリーン上でピッチマークを見つけたら、なおしましょう。

高麗芝のグリーンでは、ベントグラス芝とは違い葉が強いので芝目と傾斜の両方を読む必要があります!芝目には順目と逆目があり、そして地形にも影響されますので、重要なポイントとなります。

芝目がどちらに向かって流れているか、しっかりチェックしましょう

あなたからホール(カップ)に向かって芝目が流れているときは順目となり、芝の抵抗を受けにくいのでボールはスムーズに転がります。

では反対に、ホール(カップ)からあなたに向かって芝目が流れているときは逆目となり、芝目に逆らってパッティングするので抵抗を受けやすく、ボールは転がりにくくなるのです。

ゴルファーのみなさんは、これらのことを「グリーンが速い・グリーンが重い」と表現しています!雨が降ったあとや、早朝などでグリーンにつゆがついていると芝が水分を含んだり、薄暮では芝が伸びてきて朝よりも重く感じたりします。一緒にまわっているお友達の一言もヒントの1つですね♪

グリーン上で芝を見てもよくわからないときは・・

★カラー(グリーンエッジ)の境目を見てみましょう。グリーンの芝は丁寧にお手入れをされているので短く刈られていますが、カラーはグリーンよりも芝が長いです。同じ芝ですので、わかりやすいと思います!

★ホールのふちを見てみましょう。カップ切りは、先にカップ(丸い筒)がついている道具を使ってグリーンに対して垂直に芝を切っていきます。グリーンキーパーや管理のみなさんが毎日おこなうお仕事です。きれいにつくられたホールのふちを見ることで、芝の流れる方向を確認することができます!

★芝目は人の歩く方向に流れやすい傾向があります。ボールがグリーンにのったらわたしたちは花道を通ってグリーンにあがり、そしてホールアウトしたら次のホールに向かって歩きますね。芝目もその影響を受けて、人の歩く方と同じように流れやすくなります。

★シーサイドのゴルフ場では、芝は水に向かって伸びますので、海や湖、池に向かって順目。山岳のゴルフ場では、芝は山の頂上からふもとに向かって流れていることが多いです。

全てにおいて当てはまるというわけではありませんが、順目と逆目がわかっているだけで今までと違ってくると思いますよ!グリーンの傾斜と芝目を上手に読んで、スコアUPを目指しましょう♪

 

 

記事投稿:バルキリースタッフ西村

 

プロフィール
西村麻衣子
出身校 近畿大学
1998年~2006年 ダンロップ モニター契約
日本プロドラコン協会認定 JPDAドラコンプロ / ツアープロC級

ジュニアからプロゴルファーを目指して参りました。現在はゴルフを離れて約10年になります。またこのように再びゴルフ界に携わることができましたこと、そして皆様とのご縁に感謝致します。微力ではございますが、ゴルファーの皆様のお役に立てるよう精進して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。