ドロップについて

どんなときにドロップするの?

救済を受ける時は、処置としてドロップをしますね
今回は、ドロップをする場所、仕方をまとめてみました(2018年7月現在)

まず、ドロップするときって、どんなときでしょうか

セカンドショット以降でOBをしたときに暫定球としてドロップをします
では、ティーインググラウンドからの第1打目がOBの場合は、どうするのでしょうか?

その場合は、ティーインググラウンド内からティーアップをして打ち直すことができます!

★スルーザグリーン(ティーインググラウンドからグリーンの間でバンカーやウォーターハザードなど以外)ではドロップします*2019年のルール改正で、スルーザグリーンはジェネラルエリアと呼ばれます。
池や川、湖などのウォーターハザード(黄杭)
ラテラルウォーターハザード(赤杭)
修理地(青杭)
★アンプレアブル
なども、救済を受けドロップをします*2019年のルール改正で、ウォーターハザードはペナルティーエリアと呼ばれます。

ゴルフ場によっては、谷や池の手前などにドロップする場所(ドロップゾーン)を、特別に設けている場合があります
ツアーなどでは白い線で場所が指定されており、テレビ中継で目にする機会がありますね
ドロップゾーンこの場合もドロップをします

ティーインググラウンドの前にある池や谷などにボールが入ってしまったときの救済処置として「ドロップゾーンよりプレーイング3」と、コース内前方にドロップゾーンが設置されているところがあります
このような場合、前方特設ティーとは少し違ってきます
同じ3打目なのに、いったい何が違うのでしょうか・・・

前方特設ティーでは、ティーアップが出来ますが
ドロップゾーンでは、ティーアップが出来ません

ドロップゾーンでは、ボールをドロップしないといけないんです
2018年7月現在のルールでは、肩の高さから腕をまっすぐ伸ばしボールを落とす=ドロップしますが、2019年のルール改正では、膝の高さからのドロップとなります

◆カート道からの救済◆

ボールが池に入ってしまったときや、カート道など動かせない障害物からの救済を受ける場合、まず二アレストポイント(ボールがあった元の位置からもっとも近く、スタンスやボールが救済を受けるものから障害がなく、なおかつホールに近づかない場所)を決めます

その二アレストポイントから1クラブレングスを測り、半径または、半径の半円がドロップエリアとなります
半径の半円って?なんだか難しいな・・となりますが、丸いケーキでいえば1/4カットですっ笑 🙂
二アレストポイントがケーキの中心で、1クラブレングスの位置がケーキの外側となります♪
均等に1/4カットした形が、半径の半円のイメージです☆半径は均等1/2カットです

ドロップをするときによく間違えるのが、ボールがあった元の位置から1クラブレングスを測ってしまうことです
救済を受けるときは、ボールがあった元の位置からではなく、二アレストポイントから計測をします
計測するときは、まずボールがあった元の位置にティーを指して印をつけます。なぜなら、目印なく拾い上げてしまった場合、元の位置がわからなくなるからです。必ずティーなどで目印をつけておきましょう

ニアレストポイントとは
スタンスがカート道などの障害物にかからない場所を探し、アドレスをとります。そのときのボールの位置が、二アレストポイントとなり、そのニアレストポイントにティーを指して、そこから1クラブレングスの位置にティーを指します

このときによく悩むこと・・計測は1クラブレングス?2クラブレングス?
OBや池、アンプレアブルなどのようなペナルティーを付加しなければならない救済は、2クラブレングスとなります
カート道や側溝、スプリンクラー、排水溝のふたなどの人工物で、動かせない障害物からの救済は無罰で1クラブレングスとなります

 

2019年からのルール改正は、ゴルフを楽しんでもらいたい、ゴルフ人口を増やしたいとの思いから、シンプルに!スピーディーに!するために変更されます
少しずつでいいので、覚えながらルールを味方にしていきましょう♪  2018.7

 

記事投稿:バルキリースタッフ西村

 

プロフィール
西村麻衣子
出身校 近畿大学
1998年~2006年 ダンロップ モニター契約
日本プロドラコン協会認定 JPDAドラコンプロ / ツアープロC級

ジュニアからプロゴルファーを目指して参りました。現在はゴルフを離れて約10年になります。またこのように再びゴルフ界に携わることができましたこと、そして皆様とのご縁に感謝致します。微力ではございますが、ゴルファーの皆様のお役に立てるよう精進して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。