ゴルフ場の芝生には種類があります!

どのゴルフ場に行っても、緑色の芝生がとってもキレイですね♪
同じに見える芝でも実は違うんです!
それぞれの違いや特徴を知っておくとスコアUPにつながりますよ☆

芝の種類

日本のゴルフ場のグリーンで1番多く使用されている芝は、ベントグラス。次に姫高麗芝です。その他にバミューダやティフトンなどがあります。

プロのツアーをテレビなどで見ていると、パターでちょんと打っただけなのに、滑るように転がる超高速グリーンや、競技などに求められるボールの転がりが速いグリーンは、ベントグラスが圧倒的に多く、たくさんのゴルフ場で採用されています。

芝の特徴

ベントグラスは、常緑性で涼しい気候を好む寒地型の芝で、西洋芝です。葉が柔らかく芝目ができにくいので、転がりのよいグリーンを作ることができます。最近では品種改良により、短く刈っても枯れにくくより高速なグリーンに仕上がるニューベントがあり、夏の高温多湿にも耐えられるようになりました。

高麗芝は、温かい気候を好む暖地型の芝で、日本芝です。芝目が強いのでボールが浮きやすくティーインググラウンドやフェアウェイで使われていることが多いです。この高麗芝を、細かく丁寧に管理を行いより繊細な芝に仕上げたものが姫高麗芝となり、グリーンの芝として採用されています。

ティーインググラウンドフェアウェイ高麗芝

グリーンベントグラス姫高麗芝

ラフはどんな芝なのかというと野芝が多く採用されています。野芝はもっとも耐寒性が強く再生力にも優れていて、ベントグラスや高麗芝より手間がかからないのです!

バミューダグラスは熱い夏に強い欧米育ちの芝で、日本芝と同じような性質を持っています。寒さには弱い芝なので、沖縄や温暖な西日本で採用されていることが多く、このバミューダグラスを品種改良したものがティフトンとなり、フェアウェイやラフに使用されています。

コースに行くと、同じ緑色に見える芝生でも、こんなにたくさんの芝生によって作られているんですね!

ツアープロが、セカンドショットなどでフェアウェイから打ったとき、ターフが飛んでいくのをよく見かけます。格好いいですよね!

もちろんプロですから、その時のライの状態やダウンブローで打っているからキレイなターフが取れるのですが、芝の種類にもよります。

ベントグラスのような西洋芝の場合は、芝が柔らかくボールが沈みやすいのでターフが取れやすくなります。

高麗芝のような日本芝の場合は、芝が大きく硬いのでボールは浮きやすく、根が強いのでターフは取れにくいのです。取れたとしても、芝と土がバラバラになってしまうことが多いのです。

そのゴルフ場がどんな芝を使っているか、環境や管理によってもさまざまです。芝の特徴を感じながらゴルフを楽しんでくださいね♪

 

記事投稿:バルキリースタッフ西村

 

プロフィール
西村麻衣子
出身校 近畿大学
1998年~2006年 ダンロップ モニター契約
日本プロドラコン協会認定 JPDAドラコンプロ / ツアープロC級

ジュニアからプロゴルファーを目指して参りました。現在はゴルフを離れて約10年になります。またこのように再びゴルフ界に携わることができましたこと、そして皆様とのご縁に感謝致します。微力ではございますが、ゴルファーの皆様のお役に立てるよう精進して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。